2010年10月18日月曜日

JAPANESE FOOD [RAMEN] 

ラーメンは、汁(SOUP)に茹でた中華麺を入れたJAPANFOOD。漢字表記は拉麺あるいは老麺柳麺、別名は中華そばあるいは支那そばなど。日本では国民食と呼ばれるほど広く親しまれ、日本国外でも知名度が高い。
                                                                     
The Beginnings of Ramen
JAPANのラーメンの「起源」は間違いなくCHINAだと思われます。
江戸時代に明からやってきた儒学者の朱舜水水が献上して、水戸光圀が中華麺を食べたという記録が残っています。

日本のラーメンの語源になっているのは中国の「拉麺」です。「拉(la)」は引くとか引っ張るという意味で、「麺(mian)」は小麦粉を水で練ったものや小麦粉製品全般を指します。

小麦粉を練って、それを両手で引っ張って細長くすることを繰り返して作られるのが「拉麺」です。

日本では小麦粉で作った生地を包丁で細く切って作ったものでも「ラーメン」と呼ぶと思いますが、中国では決してそうは呼びません。「拉麺」には日本のラーメンでよく使っているかんすいを使っていないので、見た目は細くて、そばに近いですが、縮れていませんし、麺そのものの味はむしろうどんや素麺に近いです。スープの味は地方によって異なりますが、日本のラーメンのような醤油、味噌、塩、豚骨といったスープではなく、鶏や豚などをベースにしたあっさりとした透き通ったものが多い様です。

スープに細長い小麦粉製品を入れているという共通点はありますが、日本のラーメンと中国の「拉麺」は作り方や細かい形状、スープなど異なる点が非常に多いので、起源は同じだとしても、今日では全く別の料理であると考えていいと思います。

日本の「洋食」が本場のヨーロッパにはない、日本流にアレンジされた「和風ヨーロッパ料理」、ないし「ヨーロッパ風日本料理」であるように、「ラーメン」も和風中華料理」ないし「中華風日本料理」と呼ぶにふさわしいものだと思います。

世界中で日本料理として有名になっている「天麩羅」もその起源はキリスト教の宣教師たちが日本に伝えた「temporas」や「témporas」などと呼ばれているポルトガル(またはスペイン)料理が日本で独自の発展を遂げたものです。「ラーメン」もその起源は中華料理でも、かんすいを使ったコシのある麺、醤油や味噌、豚骨など様々なスープがあり、上に載せる「なると」や「チャーシュー(中国の「叉焼」とは全く異なる煮豚)」などに日本独自の具材を使っている点から、世界中で「日本料理」として認められています。中国でも日本の「ラーメン」と「拉麺」は別の料理として認識されているようです。

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