2010年10月11日月曜日

医食同源series(japanese tea)

JAPANESEでのTEAの歴史
TEAの伝来、日本での始まり
お茶の種子の伝来以来、独自の歴史を築いてきた日本のお茶文化。貴族階級から武士階級へと広がり、江戸時代になると庶民にまでお茶を飲む習慣が普及しました
遣唐使が往来していた奈良・平安時代に、最澄(さいちょう)、空海(くうかい)、永忠(えいちゅう)などの留学僧が、唐よりお茶の種子を持ち帰ったのが、わが国のお茶の始まりとされています。
平安初期(815年)の『日本後記』には、「嵯峨天皇に大僧都(だいそうず)永忠が近江の梵釈寺において茶を煎じて奉った」と記述されています。これが、わが国における日本茶の喫茶に関する最初の記述といわれています。このころのお茶は非常に貴重で、僧侶や貴族階級などの限られた人々だけが口にすることができました。
お茶の栽培
もともと日本の山間部の奥地に自生していた「山茶(さんちゃ)」を飲んでいたという説もあるようですが、お茶の栽培は栄西が、中国より持ち帰った種子を佐賀県脊振山(せぶりさん)に植えたのが始まりだといわれています。その後、京都の明恵上人(みょうえじょうにん)が栄西より種子を譲り受け、京都栂尾(とがのお)に蒔き、宇治茶の基礎をつくるとともに、全国に広めていきました。
当時のお茶は、蒸した茶葉を揉まずに乾燥させたもの(碾茶=てんちゃ)で、社交の道具として武士階級にも普及しました。
南北朝時代の『異制庭訓往来(いせいていきんおうらい)』(虎関師錬=こかんしれん 著)には、当時の名茶産地が記されています。京都各地および大和、伊賀、伊勢、駿河、武蔵では、寺院、寺領の茶園を中心に茶栽培が行われるようになりました。さらに、お茶栽培の北限といわれる茨城の奥久慈のお茶も14世紀に始まったといわれています。
Green Teaの成分と効果・効能
渋み、苦み、旨みなどの独特な味わいをもつ緑茶には、人間の健康によい影響を与えるとされる成分が多く含まれており、実に多様な効果・効能があります。
○CATECHIN(お茶の渋み成分):血中コレステロールの低下、体脂肪低下作用、
                   がん予防、抗酸化作用、虫歯予防、抗菌作用、
                   抗インフルエンザ作用、血圧上昇抑制作用、
                   血糖上昇抑制作用、口臭予防(脱臭作用)
○CAFFEINE(お茶の苦み成分):覚醒作用(疲労感や眠気の除去)持久力増加、
                    二日酔い防止、利尿作用
○L-THEANINE(お茶の旨み成分):神経細胞保護作用、RELAX作用(α波出現)、
                      血圧低下作用
○その他            :Vitamin 類(ビタミンC、ビタミンB2、葉酸、β-カロテン
                         ビタミンE)
                   SAPONIN、fluorine、γ-アミノ酪酸、ミネラル,
                                                     chlorophyll
                     

現代でも日本では、お茶のおいしさの特徴を引き出す入れ方などに工夫しながら、楽しんで飲まれています。

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